どうも、吉沢です。
今日も前回に引き続き、「幸せになる方法」についてお話をしていきます。
というか、前回は大変すみませんでした。。。
最後のピースである「他者貢献」についてお話をするつもりでいたのですが、
その前に自分の中で頭の整理をしていく中で、
どうしても「究極の自己肯定感」についてはお伝えしておいた方がいいな、と思い、
少しだけお伝えしてから本題に入るつもりが、つい語り過ぎてしまいました。
ということで、今日はもう早速、本題に入りたいと思います。
いよいよ、幸せになるための最後のステップについてのお話となります。
幸せになる3ステップ③ 他者に貢献する
前回、「究極の自己肯定感」=「共同体感覚」というお話をしました。
「共同体感覚」とは、「自分はここにいていいんだ、という居場所を見つけた」という感覚です。
何度も繰り返しになってしまいますが、幸せになる方法のこれまでのステップの中で、
「自己受容」によって、ありのままの自分を受け入れる。
「他者信頼」によって、無条件に周りの他者を信じる。
こうなることで、周りにいる他者を「仲間」として見ることができ、
その「仲間」が周りにいる世界の中で、
「自分」が存在していることに価値を見出すことができる。
こういう流れなんですね。
で、ここで考えてみて欲しいのですが、
ここまでのステップだけで、
「自分はここにいていいんだ、という居場所」を見つけることはできたでしょうか?
自分という存在を受け入れることができ、周りの他者を信じることができていても、
自分が「その空間で存在している価値」まで実感することが、本当にできるでしょうか?
そう、これだけではまだ足りないんですよ。
ここで不足している要素を埋める最後のピースこそが、「他者貢献」なんです。
人が真の意味で幸せを感じるのは、
「自分が他者(仲間)の役に立っていると実感した時」です。
仲間に貢献し、自分が誰かの役に立っていることを実感することによって、
自分がこの世界に存在していることの価値を認識する。
つまり、「共同体感覚」を得ることによって、
人は幸せになることができるんです。
では、どんな貢献をすればいいのか?
そこが気になるんじゃないかと思いますが、この答えは実にシンプルで、
周りにいる他者、つまりはあなたの仲間が「喜んでくれること」をすればいい。
ただそれだけです。
内容は、何でもかまいません。
たとえば、友達が何か悩んでいたとしたら、じっくり話を聞いてあげて、スッキリしてもらう。
あるいは、あなたがうまくいく方法を知っているなら、アドバイスをしてあげる。
相手が友達じゃなくてもいいです。
彼氏が仕事で疲れていたら、ご飯を作ってあげるとか、マッサージをしてあげるとか、
仕事の同僚が忙しそうにしていたら、「なんか手伝おうか?」と声をかけるとか、
深く考える必要はなく、そんな小さいことでいいんですよ。
そしたら、たいていの場合は相手から「ありがとう」って言ってもらえますよね?
それはつまり、お礼を言われるくらい、あなたは誰かの役に立っているということです。
あなたがこの世界に存在している価値があるということを、
あなたの仲間が、あなたに教えてくれているんです。
これが実感できた時に、人は幸せになることができる、というわけです。
「他者貢献」は「自己満足」でOK
こうなると次に気になるのは、
あなたが他者に対して提供する「貢献」が、果たして本当にその人の役に立っているのか?
ということなのではないでしょうか。
その答えはこうです。
そんなことわざわざ考える必要はありません。
なぜなら、役に立ったかどうかを判断するのは、相手ですから。
もうお分かりだと思いますが、それは「相手の課題」なんですよ。
どれだけ考えても、あなたにはコントロールすることはできないんです。
あなたが目を向けるべきなのは、
「あなたが他者に提供できる貢献」を「提供するかどうか」について決断すること。
ただそれだけです。
どうしても役に立ったかどうかが気になるのであれば、
「役に立ったんだ」と思い込んでいてください。
自己満足でOKなんです。
そもそも他者への貢献というのは、他者からの承認を得るためにするものではありません。
あなたの存在価値を実感するためにするものです。
ですので、あなたが良かれと思ったことを一方的に提供するだけでいいんです。
そして当然、そこに「見返り」を求めるべきではない。
もし、あなたがどうしても相手にとって役に立ったかどうかが気になって仕方がないのであれば、
それはあなたが、相手に対して見返りを求めてしまっていることになります。
他者からの承認を欲している状態です。
それはすなわち、「自己受容」が甘いということ。
その甘さを残したまま、他者に貢献しようとした場合、
その行き着く先は「自己犠牲」です。
他人からの評価や承認がなければ、自分の価値を実感できない状態です。
その状態では、どこまでいっても幸せになることはできません。
もしそうなってしまったら、もう一度ステップ①からやり直してくださいね。
そして、あまりないことではあるんですけれども、
あなたが良かれと思って提供した貢献を無碍にする人がいたとしたら、
その人とは縁を切ってください。
その人は、10人に1人の確率で出現する、
あなたに害を与える存在です。
あなたが付き合う価値がない人間です。
そんな相手からどう思われようが、
別にどうでもいいと思いませんか?
まとめ:「情けは人のためならず」
さて、いかがだったでしょうか。
このシリーズの最初のお話で、「幸せの正体」とは、
「自分が世の中に対して役に立っていること、また、自分は世の中の役に立つ存在であること、を実感できていること」
と言いましたね。
この理屈を説明するのに、ここまで時間がかかってしまいました。
ただ、かなり細かく解説をさせていただいたと自負をしていますので、
あなたも納得していただけたのではないでしょうか。
繰り返しになりますが、僕たちは、
自分の存在や言動が誰かの役に立っている、と実感できた時に幸せを感じる生き物です。
あなたも僕も、他のみんなも、
・できない自分も含めて、ありのままの自分を受け入れることができていること。
・自分以外の他者を無条件に信じることができ、「仲間」として認識できていること。
この前提があった上で、
「自分以外の他者に対して貢献する生き方」ができていれば、
必ず幸せになることができます。
まさに「情けは人の為ならず」というわけです。
そういえば、鬼滅の刃の炭治郎くんも、最近こんなことを言っていましたね。
「人のためにすることは結局、巡り巡って自分のためにもなっているものだし。」
(アニメ版刀鍛冶の里編 第3話?より)
そして最後に、僕のバイブル「嫌われる勇気」の中から、この言葉を紹介したいと思います。
「人間にとって最大の不幸は、自分を好きになれないことです。
この現実に対して、アドラーはきわめてシンプルな回答を用意しました。
すなわち、「わたしは共同体にとって有益である」「わたしは誰かの役に立っている」という思いだけが、
自らに価値があることを実感させてくれるのだと。」
「自分は誰かの役に立っている」という主観によって、
僕たちは自分のことを好きになれるんですね。
これからも一緒に、誰かのために貢献できる生き方を目指していきましょうね。
それでは、今日はこの辺で。
またお会いしましょう。
バイバイ!