どうも、吉沢です。
僕は結構ネガティブ思考なタイプなのですが、
いつでも言動がポジティブで、前向きな人っていますよね。
ほんと、脳をそっくりそのまま交換したいくらい、
うらやましいです。
彼らは普段から何を考え、どう行動しているのか。
その根っからのポジティブシンキングは、どこからくるのか。
僕なりに分析をしてみたのですが、
この答えとしては、彼らは何か特別なことをしているのではなく、
「あることを絶対にしない」
からこそ、常にポジティブにいられるのだと考えます。
とあることを「しない」ことを習慣にしていることから、
彼らはポジティブに考えているというよりも、実際のところは
「ネガティブに考えなくて済んでいる」
ということなのでしょう。
成功を手に入れるためには、「何を選ばないか」が重要だ。
– スティーブ・ジョブズ
あのジョブズ先生が言っているように、
人生において、足し算よりも引き算の方が重要になることは多々あります。
では、何をしないようにすれば常にポジティブでいられるのかというと、
こういうことなんですね。
「他人と自分を比較すること」をやめる
一度考えてみてほしいのですが、
あなたがネガティブ思考になる時って、どんな時でしょうか?
たとえば、難しい仕事を任された時に、
「大丈夫かな‥失敗して怒られたらどうしよう‥」
と考えてしまうことがあるかもしれないし、
あるいは、あなたが好意を寄せている異性が、他の同性と仲良さそうにしているのを見てしまったとして、
「どうせ私なんて、あの人に好かれるはずがないよね‥」
と落ち込んでしまうかもしれません。
で、この時なぜネガティブになってしまっているのかというと、
知らず知らずのうちに、あなた自身と他の誰かとを比較してしまっていて、
その結果として「劣等感」や「自己嫌悪」の感情が生じているから、なんですよ。
さっきの2つの例で見てみましょう。
1つめの「難しい仕事だから失敗するかもしれない」という考えは、
いわば未来に対して不安を抱いているわけなんですが、
はい、ここで質問です。
あなたは、なぜ不安になるのでしょう?
失敗したことで、いったい何が起こるというのでしょう?
、、、よく考えたらそれって、別にたいしたことなくないですか?
余談ですが、日本って従業員をクビにするハードルがめちゃくちゃ高いんですよ。
海外だと、「課せられたミッションをクリアできなかった」という理由で、ザラに解雇されるらしいのですが、
日本では法律でそういったことが禁じられています。
従業員の雇用を守ることを優先的に考えているので、
ただ「期待通りの仕事ができない」ということだけでは、
会社を辞めさせられることはないんですよ。
であれば、雇用の心配をする必要はないですよね。
無論、仕事に失敗したからと言って、
命を取られるなんてことは、もっとあり得ません。
なのに、仕事で失敗することを恐れて、将来に対して不安になってしまうのはなぜでしょうか?
その答えは、
仕事ができない=「無能な自分」を想像して(思い込んで)しまうことで、
「自己嫌悪」に陥っているからです。
もっというと、自分を無能だと思い込む背景には、
誰か別の「有能な他者」のことを同時に考えていて、
その人とあなた自分を無意識のうちに比較しており、
他者に対して「劣等感」を持ってしまっているわけです。
意外かもしれませんが、
ネガティブな感情には、得てして「他者との比較」が絡んできます。
無意識に考えてしまうのでわかりづらいでしょうが、
丁寧に分解して理解しようとすると、今言ったようなことになるわけです。
2つめの例はわかりやすいと思いますが、
あなたが好きな人と仲良くしている同性のことを、
ただ「あなたが好きな人と仲良さそうにしている」ということだけで、
「自分よりも上」だと思い込んでしまい、
結果として自分の方が下だという「劣等感」を持ってしまっている、
あるいは、好きな人と仲良くできないことで「自己嫌悪」に陥っている、
というように、
やはり「他の誰かと自分との比較」がトリガーとなって、
ネガティブな感情を引き起こしているんですね。
そういうわけですから、あなたがいつもポジティブでいたいのであれば、
他人との比較をいっさいやめてしまいましょう。
そうすれば、劣等感も自己嫌悪も生じることはなく、
心穏やかに毎日を過ごすことができるようになります。
ただ、そうは言っても、
ネガティブな感情って、勝手に湧いて出てきちゃいますよね。
そんな時は、意識的にネガティブな感情を取り除いてあげればいいです。
そのためにはどうすればいいのか、というと、こんな方法があります。
「今、ネガティブになっていること」に気づいて、自分に教えてあげる
平たく言うならば、
他人ではなく「あなた自身の心」に目を向けてください、
ということです。
さっきも言った通り、
ネガティブな感情というのは、無意識に自分と他人を比較することによって、
つまりは無意識のうちに他人を意識することによって発生するものですから、
あなたの意識を「他人」→「自分」というように、向きを変えてあげればいいわけです。
「仕事に失敗したらどうしよう‥」と考えてしまった時には、
「仮に失敗したとして、あなたが何かめちゃくちゃに困るようなことって起こるかなあ?」
と、自分自身に問いかけてみる。
「どうせ私なんて‥」と考えてしまった時には、
「そんな私だったとして、誰かに迷惑かけてるわけじゃないでしょ?彼の他にもいい男なんていっぱいいるよ」
と、自分に声をかけてみる。
そうすることで、
あなたの意識は他の誰かではなく、あなたの心の方に向いていきます。
そしてポイントは、「前向きな発言」をあなた自身にしてあげることです。
それも、可能な限り、実際に声に出してあなた自身に言い聞かせてみてください。
これ、思いのほか効果がありますから。
他人と比較してもいいこともある
最後に、「何でもかんでも他の誰かと比較してはいけない」ということではない、
ということをお伝えしておきます。
自分を他の誰かと比較してもいい時。
それは、
あなたの「人生の目標」や「大切にしている価値観」を体現している人に出会った時
です。
僕は日本史が好きなのでそれで例えますが、
今絶賛放送中の「どうする!?家康」にも登場する、
有名な戦国大名である「織田信長」氏。
ドラマでもそれとなく描かれていますが、
織田軍って別に「最強の軍隊」ではなかったんですよ。
兵士1人あたりの戦闘能力だけで言えば、
戦国最強と評された甲斐の武田軍の方が高かったですし、
実際に信玄公が健在の時には、何度も戦に敗れています。
他にも、毘沙門天の生まれ変わりとされる、かの上杉謙信公と戦った際には、
織田軍(40,000人) VS 上杉軍(12,000人)という圧倒的優位な条件であったにも関わらず、
なんだかんだで(端折りすぎ?笑)大敗してしまったそうです。
まあ、実際にその戦いを仕切ったのは信長公の家臣でしたので、
直接対決だったわけではありませんが。
話がどんどん逸れてしまいそうなので戻します。
決して最強の大名ではなかった織田信長公が、最期は明智十兵衛光秀の謀反によって散ってしまいますが、
天下人とされるまでに上り詰めることができたのはなぜか?
これはあくまで僕の想像ですが、
彼は常に「京へ上ること」を目指していたからだと思います。
京には帝がおり、当時は室町幕府の末期でしたから、
政の中枢は完全に京にあったわけです。
つまり、京を制するものが天下を制する時代だったということ。
であれば、戦闘力が武田軍より低いこととか、上杉軍に惨敗したこととか、
そんなことはあまり重要ではなく、
信長公にとっての唯一の目標は「京を取ること」だった。
そこを愚直に目指し続けたということです。
結果的に彼は京に上り、一時期は将軍を味方につけ、しかもそれを追放して自らがトップの座に君臨し、時の帝にも接見するなど、
まさしく、「天下人」と呼ばれるにふさわしいまでの人物となりました。
きっと彼は武田軍、上杉軍に負けた時も、こんなふうに考えていたのではないでしょうか。
「武田?上杉?そんなものはどうでもいい。
そんなことより、将軍に気に入られるには、今何が必要だ?
どうすれば帝に接見した時、ちゃんと認めてもらえる?」
彼は、彼の目標と価値観と、今の自分だけを比較しており、
それ以外の他者との比較はしていなかったのだと、僕は思います。
あくまで想像ではありますが。。。
要は、「憧れの人」と「今の自分」を比較して、
足りないものは何か?
近づくためには何をする必要があるのか?
という、ポジティブな比較はどんどんすればいい、ということです。
それは「あなたにとって必要な比較」だからです。
あなたの人生をよりいいものにするために必要なのであれば、どんどんやってください。
ただし、必要のない比較は、ただの「執着」でしかありませんので、
さっさとネガティブになっていることを自分に教えてあげて、
意識を自分の心に向ける習慣をつけていきましょう。
それでは、今日はこの辺で。
またお会いしましょう。
バイバイ〜!